年間第7木曜日 (マコ9,41-50)

「もし片方の手があなたをつまずかせるなら、切り捨ててしまいなさい。両手がそろったまま地獄の消えない火の中に落ちるよりは、片手になっても命にあずかる方がよい。」マコ9,43

いろいろな執着や他の依存関係をなくすことは、場合によって、手足を切断するよりも難しいし、時間がかかることです。けれども、それはいくら難しいことであっても、どうしてもしなければならないのです。なぜなら、自由になった人だけが、愛することができるがゆえに、人間らしく生きて、永遠の命にあずかることができるからです。

ますます多くの人々が、イエス・キリストの無条件の愛に励まされ、勇気を出して、自分の人生において愛に生きることを妨げている問題を、見出すことができるように祈りながら、イエスの愛の力によってその問題を解決し、ますます力強く愛に生きることができますように祈りましょう。

全能永遠の、神である父よ、
わたしたちの行いが、
いつもみ旨にかなうよう導いてください。
御子キリストのうちにあって、
豊かな実りを結ぶことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第7水曜日 (マコ9,38-40)

「わたしたちに逆らわない者は、わたしたちの味方なのである。」マコ9,40

ただ、お金を儲けるためにだけ、キリスト教の教会堂を模した建物を建てたり、キリスト教の儀式をまねて挙式を行ったりする結婚式場を見ると、イエスに従わずに、イエスの名によって悪霊を追い出している人を見て、腹を立ててやめさせようとしたヨハネの気持ちがよく分かる気がします。けれども、もしかして、現在の日本の現状においては、このようなウエディングを商売にしている人々のことさえも、味方として見なければならないのかもしれません。

イエス・キリストの名が、あらゆる方法によって日本中に知れ渡って、イエスのもとに集い、イエスと共に働き、イエスと共に神の民を集める人が、この日本にますます増えますように祈りましょう。

いつくしみ深い父よ、
あなたはわたしたちを選び、光の子としてくださいました。
わたしたちが罪のやみに迷うことなく、
いつも真理の光のうちに歩むことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第7火曜日 (マコ9,30-37)

「イエスが座り、十二人を呼び寄せて言われた。『いちばん先になりたい者は、すべての人の後になり、すべての人に仕える者になりなさい。』」マコ9,35

殆どの人々は、自分の欲求や欲望を満たすことによって、幸せになれると思っているようです。この場合は、自分の欲求や欲望を満たすために必要な力の源になる、権力や富や学歴などが評価されるし、それを持っている人は皆から「偉い」と思われて、それを持っていない人々の妬みの対象になることもあるでしょう。

創造主である神の命に参与することこそ、人間にとって最高の幸福の状態であるというイエス・キリストの教えを信じて、イエスと同じように自分より弱い人々を助けたり、他の人々に奉仕したりすることによって愛を実践し、愛である神との交わりを深めることができますように祈りましょう。

わたしたちの神である父よ、
心を尽くしてあなたに仕え、
すべての人を愛する恵みをお与えください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第7月曜日 (マコ9,14-29)

「イエスは言われた。『「できれば」と言うか。信じる者には何でもできる。』その子の父親はすぐに叫んだ。『信じます。信仰のないわたしをお助けください。』」マコ9,23-24

悪霊に取りつかれた子どもの父親は、イエスの弟子たちに助けてもらえなかったので、イエスご自身の力をも疑うようになりました。けれども、疑いながらもイエスに頼んでみた結果、息子を助けていただいたと同時に、自分の信仰をも強めていただいたのです。

私たちは、想定外の体験をしたり、祈りが聞き入れられなかったと思ったりするがゆえに、私たちの信仰が揺れてしまうようなことがあっても、イエスのもとに留まり続けることができますように祈りながら、私たちの期待と想像をはるかに超えるイエスの力を体験することによって、私たちの信仰とイエスに対する信頼が強められますように祈りましょう。

全能永遠の神よ、
あなたの恵みは限りなく、
人の思いをはるかに超えて世界の上に注がれます。
わたしたちを罪の重荷から解放し、
まことの自由に導いてください。 
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

年間第6月曜日 (マコ8,11-13)

「ファリサイ派の人々が来て、イエスを試そうとして、天からのしるしを求め、議論をしかけた。」マコ8,11

ファリサイ派の人たちと同じように、自分の正しさを信じて、自分の人生において何も変える必要などないと思っている人たちは、どんな体験をしても、どんなしるしを見ても何も学ばないし、自分たちの生き方や考え方を疑うよりも、体験そのもの、また、しるしそのものを疑って、自分の生き方や考え方を正すチャンスを無駄にしてしまうのです。

私たちは、自分の限界や自分の勘違いや自分の罪を認めることができますように。そして心を開いて、いろいろな出来事や体験において神の働きと神の導きを見出して、それに相応しく応じることによって、人間として成長していきますように祈りましょう。

恵み豊かな神よ、
わたしたちの信仰、希望、愛を強めてください。
すべてに越えてあなたを愛し、
約束された永遠のいのちを受けることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

年間第5土曜日 (マコ8,1-10)

「イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた。『群衆がかわいそうだ。もう三日もわたしと一緒にいるのに、食べ物がない。空腹のまま家に帰らせると、途中で疲れきってしまうだろう。中には遠くから来ている者もいる。』」マコ8,1-3

イエスは、人々が空腹であることに気が付いてから、パンと魚を増やして彼らに食べさせたことによって、父である神が私たちに必要なものを知っておられることと、私たちのすべての必要性を満たす力を持っておられることを示してくださったのです。

ますます多くの人々が、イエス・キリストこそが、すべての人々のあらゆる必要性を満たすために父である神によって遣わされた方であることを知るようになって、イエスを信頼して、自分の人生に受け入れることによって豊かに生き、完全に満たされますように祈りましょう。

喜びの源である父よ、
あなたに感謝をささげるために、
わたしたちはここに集まっています。
キリストの復活を信じるわたしたちが、
日々の仕事を通して
神の国のあかしとなることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第5金曜日 (マコ7,31-37)

「イエスはこの人だけを群衆の中から連れ出し、指をその両耳に差し入れ、それから唾をつけてその舌に触れられた。そして、天を仰いで深く息をつき、その人に向かって、『エッファタ』と言われた。これは、『開け』という意味である。すると、たちまち耳が開き、舌のもつれが解け、はっきり話すことができるようになった。」マコ7,33-35

イエスは言葉を述べるだけで、どんな病気をも癒すことができました。しかし、もし言葉だけではなく、いろいろなしるしや象徴を用いたならば、それは病人が心を開き、癒しの恵みを受け入れるように、この人の信仰を深めるためのものであったでしょう。

カトリック教会の秘跡は、イエス・キリストが成し遂げてくださった救いの恵みにあずかる特別な場です。秘跡は恵みを与えながら、この恵みをしるしや象徴を用いて表しますので、この恵みをより豊かに受け入れるように、私たちがこのしるしや象徴の理解を深め、それによって私たちの信仰が深まり、心がさらに開かれますように祈りましょう。

救いの源である神よ、 
あなたは聖チリロとメトジオ兄弟を使徒として選び、 
スラブの民に遣わされました。 
わたしたちも神のことばに心を開き、 
一つの民となってあなたを賛美することができますように。
 聖霊の交わりの中で、 
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、 
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
聖なる父よ、
あなたはキリストによってわたしたちをあがない、
神の子どもとしてくださいます。
あなたの愛を受けた民を顧み、御子を信じる人々に、
まことの自由と永遠の喜びをお与えください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第5木曜日 (マコ7,24-30)

「そこで、イエスは言われた。『それほど言うなら、よろしい。家に帰りなさい。悪霊はあなたの娘からもう出てしまった。』」マコ7,29

親は子どもに何かを頼まれたら、それを与える前に、まずこれが必要であるかどうかとか、あげることによって子どもに悪い影響を及ぼさないかどうかとか、子どもがそのようなものを正しく用いることができるかどうかなどを、考える必要があるのではないかと思います。そうしないと、頼まれたものを与えることによって子どもを喜ばせても、結果的に使ったお金や与えたものが無駄になるだけではなく、子ども自身が害を受ける恐れ、あるいは他の人に害を与える恐れがあるのです。

私たちの最善なあり方を求めておられる父である神が、私たちに何を与えればいいか、また、いつ与えればいいかを一番よく知っておられますので、私たちは父である神を信頼することができますように、また、求めている賜物を受け入れるために準備しながら、それを忍耐強く待つことができますように祈りましょう。

天地万物を治められる神よ、
あなたの民の祈りをいつくしみをもって聞き入れ、
世界に平和への道を示してください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第5水曜日 (マコ7,14-23)

「(イエスは) 次のように言われた。『人から出て来るものこそ、人を汚す。中から、つまり人間の心から、悪い思いが出て来るからである。みだらな行い、盗み、殺意、姦淫、貪欲、悪意、詐欺、好色、ねたみ、悪口、傲慢、無分別など、これらの悪はみな中から出て来て、人を汚すのである。』」マコ7,20-23

人間の悪い思いや悪い行いの原因は、外にあるのではなく人の心の中にあるということを、イエス・キリストが教えています。そのために、人間はいくら努力しても、環境や仲間を変えることができたとしても、心の中にある問題を解決しない限り、正しく生きることも幸せになることもできないのです。

私たちは正しく生きるために、表面的な努力に留まらず、父である神のいつくしみ深い愛を信頼し、勇気を出して自分の心をありのままに知ることができますように。そして、自分の心の中にある問題や悪を認めることによって心を開き、イエス・キリストの働きに協力して心を清めていただき、すべての束縛から解放されますように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたは倒れていた世界を、
キリストの死によって、
新しいいのちに立ち上がらせてくださいました。
信じる者を罪の束縛から解放し、
終わりのない喜びを味わわせてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

年間第5火曜日 (マコ7,1-13)

「イエスは言われた。『あなたたちは自分の言い伝えを大事にして、よくも神の掟をないがしろにしたものである。・・・ こうして、あなたたちは、受け継いだ言い伝えで神の言葉を無にしている。』」マコ7,9.13

周りの人々と同じように生きることによって、たとえ幸せにならなくても、これが「人生そのものだ」とか、「人生からこれ以上に何も期待できない」などのように考えたりして、安心することができるかもしれません。逆に、別の生き方に幸せになる可能性を見出しても、これを実行することは、非常に難しいものです。なぜなら、昔から慣れている生き方と違って、この新しい生き方を不自然に感じるし、また、周りの皆と異なる生き方をすると不安に感じることも、批判されることや変人扱いされることもあるからです。

私たちを創造し愛しておられる神は、人間に相応しい生き方を誰よりもよく知っておられるし、この生き方を聖書の言葉を通して教えてくださいますので、この事実を新たに意識して、父である神と御言葉を信頼することができますように。そして、私たち自身の内や外にあるいろいろな妨げを乗り越え、御言葉に従って生きることによって、多くの人々に、すべての人々のために創造主である神が定めてくださった最高の生き方を、示すことができますように祈りましょう。

全能の神よ、
あなたのゆるしは限りなく、
そのあわれみはすべてに及びます。
あなたを探し求める人に恵みを注ぎ、
水遠の喜びを与えてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。