年間第34木曜日 (ルカ21,20-28)

「それから、太陽と月と星に徴が現れる。地上では海がどよめき荒れ狂うので、諸国の民は、なすすべを知らず、不安に陥る。人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気を失うだろう。天体が揺り動かされるからである。そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。」ルカ21,25-28

この世において、これから、今までなかったような恐ろしい天災や人災が起こっても、イエス・キリストは、約束された通りに必ず再臨してくださり、私たちをこの苦しみから解放してくださるのです。

イエス・キリストの約束がもたらす希望に励まされて、どんな苦しみに出逢っても、気を落とすことなく、キリストに最後まで忠実に従うことができますように。そして、ますます多くの人々にこの希望を伝え、共に神の国を目指して歩むことができますように祈りましょう。

すべてを治められる父よ、
み旨にしたがって生きる人に、
あなたは神の国の喜びを備えてくださいます。
あなたからいただくすべてのものが、
救いのみわざの完成に役立つものとなりますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第10火曜日 (マタ5,13-16)

「あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」マタ5,16

父である神が私たちに与えてくださった信仰は、私たちの人生の目的とこの目的に導く道を示すものとして、私たちの人生に意義を与えるものです。けれども、私たちがこの優れた賜物をいただいたのは、自分たちのためだけではなく、それを他の人々と分かち合うためでもあるということを、忘れないように注意する必要があるのです。

私たちは、いただいた信仰を忠実に生きることによって、多くの人々のために、人生には正しい目的が存在することを表し、正しい道を照らす光となり、創造主である神が定めた人生の意義を与える塩となることができますように祈りましょう。

全能の神よ、
わたしたちがいつも聖霊の光を求め、
ことばと行いをもって、
み旨を果たすことができるように導いてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第10月曜日 (マタ5,1-12)

「心の貧しい人々は、幸いである、/天の国はその人たちのものである。」マタ5,3

創造主である神以外のものに頼る人、つまり、幸せになるために神以外のものがどうしても必要であると思う人が、沢山いるようです。けれども、人間は、神との愛の交わりに生きるために創造された存在ですので、神以外のものには、人間に幸せを与える力がありません。従って、人間は、この事実を認めて、神にすがるようにならない限り決して幸せにはなれないのです。

ますます多くの人々が、自分自身の力の限界とこの世の物事の限界を認めて、神のもとに集い、神の望みに従って生きることができますように祈りましょう。

すべての人の父である神よ、
あなたは、異邦人の回心のために、
聖霊と信仰に満たされた聖バルナバをお選びになりました。
使徒の熱意と模範にならい、わたしたちも、キリストの福音を
ことばと行いを通して宣べ伝えることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
いつくしみ深い父よ、
あなたはわたしたちを選び、
光の子としてくださいました。
わたしたちが罪のやみに迷うことなく、
いつも真理の光のうちに歩むことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

6月10日 年間第9土曜日 (マコ12,38-44)

「イエスは教えの中でこう言われた。『律法学者に気をつけなさい。彼らは、長い衣をまとって歩き回ることや、広場で挨拶されること、会堂では上席、宴会では上座に座ることを望み、また、やもめの家を食い物にし、見せかけの長い祈りをする。このような者たちは、人一倍厳しい裁きを受けることになる。』」マコ12,38-40

   良い人間とは、正しい行いをする人であるだけではなく、正しい心、つまり、正しい動機をもって、正しい行いをする人なのです。

私たちは、イエス・キリストから真の正しさを学ぶことができますように。そして、いつも正しいことを行うように努めながら、必要に応じて自分の動機を正すことができますように祈りましょう。

6月11日 三位一体の主日A年 (ヨハ3,16-18)

「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」ヨハ3,16

イエス・キリストが、私たちのためにご自分の命を与えてくださったことによって、完全な愛とは、愛する人のために自分自身の全てを奉献することであるということを、示してくださいました。

父と子と聖霊は、このような完全な愛を以て互いに愛し合っておられる、つまり互いに完全に与え合い、受け入れ合うがゆえに完全に一致しておられます。ですから、父と子と聖霊は異なるペルソナ(位格)であっても一体であり、唯一の神なのです。

父である神は、御ひとり子、それから聖霊をお与えになることによって、ご自分自身を私たちに与えてくださいました。この神ご自身の奉献によって、すべての人が三位一体の神との愛の交わりに招かれているということが分かります。実は私たちは、愛によって神と結ばれて、神と一つになるために創造されていますので、この目的に到達していない限り、私たちの心の望みは満たされないし、永遠に続く幸せを味わうこともできないのです。

人間は罪を犯したことによって神から離れて、神との交わりを失いましたので、神の招きに応えることができなくなりました。けれども、神の御ひとり子が人間になって、あがないのわざを実現してくださった結果、神と和解すること、最終的に神と一つになることが可能になったのです。

洗礼を受けることによって私たちは、聖霊とともに、父と御子を受け入れましたが、三位一体の神の愛の交わりに完全に参与し、神と一体になるためには、私たちが自分自身を神に奉献しなければなりません。キリストに従い、キリストのように隣人を愛するように努力することによって、すなわち自分のためではなく、他者のために生きるように努力することによって、私たちは少しずつ自分自身を三位一体の神にささげ、神との愛の交わりを深めるのです。

聖なる父よ、
あなたは、みことばと聖霊を世に遣わし、
神のいのちの神秘を示してくださいました。
唯一の神を礼拝するわたしたちが、
三位の栄光をたたえることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イェスーキリストによって。アーメン。

 

6月9日 年間第9金曜日 (マコ12,35-37)

「大勢の群衆は、イエスの教えに喜んで耳を傾けた。」マコ12,37

   聖書は聖霊を受けた人々によって書き記されたものですので、聖霊の導きに従って聖書を読む人だけが、神の言葉の真の意味、神ご自身が語っておられることの正しい意味が分かるのです。

私たちは、イエスに倣って、開かれた心をもって聖書を読み、受けたメッセージに従って生きることによって、ますます深く神ご自身を知ること、つまり、神との関わりを深めることができますように祈りましょう。

年間第9木曜日 (マコ12,28b-34)

「『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして神を愛し、また隣人を自分のように愛する』ということは、どんな焼き尽くす献げ物やいけにえよりも優れています。」マコ12,33

   私たちは正しく生きているかどうか、つまり、人生の目的に近づいているかどうかということを見分けるために、自分が愛において成長しているかどうか、つまり段々と利己心から自由になっていって、自分のためによりも他の人の真の善のために、ますます力を尽くしているかどうかを見る必要があります。

愛に満ちた完全な人生を生きたイエス・キリストと接することによって、私たちは、愛とはどんなものであるかを学び、愛に根ざす生き方を身に付けることができますように祈りましょう。

すべてを治められる神よ、
あなたは先にわたしたちを愛してくださいました。
この愛に支えられるわたしたちが、
いつも心から兄弟に仕えることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第31木曜日 (ルカ15,1-10)

「言っておくが、このように、悔い改める一人の罪人については、悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。」ルカ15,7

ファリサイ派の人々のように、罪を犯した人は罰するべきであるとか、避けるべき者であると思う人々が大勢いるようですが、イエス・キリストが教えてくださった通り、父である神にとって、罪を犯す人こそは、助けと癒していただくことを必要としている人なのです。

私たちが罪を犯すときに、私たちを諦めることなく、助けるために絶えず働いておられる神に感謝しながら、神の助けを受けて、父である神の喜びとなることができますように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたはキリストによってわたしたちをあがない、
神の子どもとしてくださいます。
あなたの愛を受けた民を顧み、御子を信じる人々に、
まことの自由と永遠の喜びをお与えください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第9水曜日 (マコ12,18-27)

「イエスは言われた。『あなたたちは聖書も神の力も知らないから、そんな思い違いをしているのではないか。』」マコ12,24

ご自分との愛の交わりの中で生きるために人間を創造してくださった神は、いつも私たちと共にいてくださり、ご自分がお定めになった人間の存在の目的を達成するために働いてくださり、私たちを導いてくださっているのです。

私たちは心を開いて、日常生活において神の力強い働きを見出し、神の言葉である聖書を読み、神と対話することによって、神ご自身のことや人生の意義を正しく理解して、神の力に支えられながらその導きに従い、神との交わりという、人生の目的地に達することができますように祈りましょう。

 全能の神よ、
あなたは殉教者ユスチノに、
十字架の愚かさを通して
イエス・キリストを知ることのすばらしさを教えられました。
聖人の取り次ぎに支えられて、わたしたちが誤謬を退け、
不動の信仰に生きる者となりますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第9火曜日 (マコ12,13-17)

­「彼らは来て、イエスに言った。『先生、わたしたちは、あなたが真実な方で、だれをもはばからない方であることを知っています。人々を分け隔てせず、真理に基づいて神の道を教えておられるからです。』」マコ12,14

   自分の利益のために人々を騙し、利用しようとしているこの世の権力者と違って、全能の神は私たちを愛し、私たちのために幸福を求めておられるがゆえに、私たちに真に正しい道、つまり永遠の幸福に導く生き方を教えてくださっています。また、この世の多くの権力者と違って、神は私たちの自由意志を尊重しておられるがゆえに、誰にもそのような生き方を強制的に押し付けることなく、一人ひとりをこの生き方に招いてくださるのです。

ますます多くの人々が、イエス・キリストを知ることによって、神が示してくださる生き方の素晴らしさを知ることができますように。そして、間違っている道から離れて、永遠の命と最高の幸福の源である神のもとに導く道を、歩むことができますように祈りましょう。

すべての人の救いを望まれる神よ、
司教聖ボニファチオは福音を宣べ伝え、
キリストのためにいのちをささげて
信仰のあかしとなりました。
わたしたちが、
聖人の祈りに支えられて信仰を固く保ち、
行いにあらわすことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。