復活節第5土曜日 (ヨハ15,18-21)

「世があなたがたを憎むなら、あなたがたを憎む前にわたしを憎んでいたことを覚えなさい。あなたがたが世に属していたなら、世はあなたがたを身内として愛したはずである。だが、あなたがたは世に属していない。わたしがあなたがたを世から選び出した。だから、世はあなたがたを憎むのである。」ヨハ15,18

  イエスは真の愛に生き、真の愛を伝えることによって、偽りの愛で満足しようとしている人や、自分の利益だけを求める権力者に挑戦することになったので、この人たちに憎まれて、苦しめられました。私たちは、自分の人生がイエスと結ばれ、イエスと同じように真の愛に生きるならば、イエスの喜びだけではなく、イエスの苦しみにもあずかることを覚悟する必要があるのです。

私たちは、周りの人の反応によって左右されることなく、自信ではなく確信を持って(自分の力を信じるのではなく、イエスの力に信頼して)、イエスの道を歩み続けることができますように祈りましょう。

いつくしみ深い父よ、あなたは、
信じる人々を洗礼によって神の子どもとしてくださいます。
キリストの復活のいのちにあずかるわたしたちを、
神の国の完成に導いてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

5月21日 復活節第6主日A年 (ヨハ14,15-21)

「わたしの掟を受け入れ、それを守る人は、わたしを愛する者である。わたしを愛する人は、わたしの父に愛される。わたしもその人を愛して、その人にわたし自身を現す。」ヨハ14,21

愛そのものは、形のないものですので、愛している人が自分の愛を表現しない限り、誰もこの愛を知ることができません。けれども、愛されている人は、愛されていることを認識するために、この表現を愛の表現として受け取らなければならないのです。

父である神は数えきれないほど多くのしかたで、私たちに対するご自分の愛を表してくださいます。この世界と私たちを創造してくださったこと、絶えず私たちの命を支えてくださることは、神の愛の表現です。神の愛のもっとも完全な表現というのは、イエス・キリストです。イエスの教えだけではなく、イエスの生き方、イエスの死と復活は、父である神の愛の素晴らしさと偉大さを現しています。イエスが遣わしてくださった聖霊もご自分の働き、特にキリストの神秘的な体である教会を生かし導くこと、神の言葉である聖書を私たちに与え、聖書の言葉をとおして私たちに語り、私たちの暗闇を照らし、慰め、癒し、力付けることによって、神の愛を現してくださるのです。

神はご自分の愛を、それ程までに強く表現しておられるにも関わらず、誰かがまだ神の愛を知らずに、神に愛されていることを認識していないとするならば、それは、自分の目や耳、特に自分の心を開いていないということになるのです。

ますます多くの人が神の愛の表現を読み取ることによって、神の愛を知るようになり、この愛を受け入れ、愛に生きることによって、自ら他の人のために神の愛のしるしになりますように祈りましょう。

全能の、神である父よ、
復活された主イエスの記念を真心こめて祝います。
この喜びを、
わたしたちが日々の生活の中に保つことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

復活節第5金曜日 (ヨハ15,12-17)

「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。」ヨハ15,12

イエスの掟とは、私たちがイエスご自身に倣って生きること、つまり、イエスと同じように愛に根差して生きることなのです。私たちが既に受け入れた愛を実践することによってこの愛は成長し、やがて完成されますように祈りましょう。

互いに愛し合う人々は、この愛によって結ばれています。愛が完成されたら、愛の絆も完成されますので、愛し合う人々は一つになるのです。イエスがいつも父である神と心を一つにすることができたのは、父である神を完全に愛していたからです。イエスは、同じように私たち一人ひとりと愛によって結ばれること、そしてやがて一つになることを、求めておられるのです。

私たちは、イエスに忠実に従うことによって、つまり自分の意志や望み、自分の心をイエスの心に合わせることによって、ますます深くイエスと結ばれて、完全な一致に向かって歩むことができますように祈りましょう。

全能の神よ、
主の死と復活を記念して祈ります。
わたしたちが、日々過越の神秘を生き、
救いの喜びに導かれますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第26月曜日 (ルカ9,46-50)

「(イエスは、)言われた。『わたしの名のためにこの子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。わたしを受け入れる者は、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである。あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である。』」ルカ9,48

イエス・キリストが教えてくださっている通りに、他の人を神のもとに導くこと、神との正しい関係に導くことが、一番すぐれた愛の実践でありますので、そうする人は、最も偉大な人であると言えるのです。

主イエスに倣って、私たちは他の人に仕えることによって、また、他の人の奉仕を受け入れることによって、神の愛を示し、ますます多くの人を神のもとに引き寄せることができますように祈りましょう。

全能永遠の、神である父よ、
わたしたちの行いが、
いつもみ旨にかなうよう導いてください。
御子キリストのうちにあって、
豊かな実りを結ぶことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

5月18日 復活節第5木曜日 (ヨハ15,9-11)

「これらのことを話したのは、わたしの喜びがあなたがたの内にあり、あなたがたの喜びが満たされるためである。」ヨハ15,11

  罪がもたらす喜びは、雷のように、大きなエネルギーをやかましく発散し、しばらくの間、暗い空を照らしても、すぐに消えて、もっと深い暗闇を残すようなものです。けれども、善の行い、真の愛がもたらす喜びは、青空に輝く太陽のように、全体を照らし、暖めるようなものなのです。

私たちは、いつもイエスに向かって心を開き、イエスと共に、イエスのように生きることによって、イエスご自身の喜びにあずかり、この喜びを出会う人々に伝えることができますように祈りましょう。

父である神よ、
あなたは罪のみじめさの中からわたしたちを救い、
まことの幸せに導いてくださいます。
信仰によって義とされた人々が、いつも恵みに支えられ、
生涯、キリストに従って生きることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第25金曜日 (ルカ9,18-22)

「イエスが言われた。『それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。』ペトロが答えた。『神からのメシアです。』」ルカ9,20

人類の歴史において、イエスのようにこんなに多くの人々に、こんなに大きな影響を及ぼした人はいないということを、誰でも認めるはずです。2000年の間、どんな時代においても、どんな文化においても、数えきれないほど多くの人々がイエスの教えとその模範に基づいて生き、イエスに従い、イエスに自分の人生をささげました。現代もそうです。ですから、イエス・キリストが誰であるかという問いかけは、特に有意義な人生を送りたいと望んでいる人にとって、どんなことよりも重要であるし、自分がどのように答えるかによって、自分の生き方、自分が目指している目的も、まったく異なるものとなるのです。

ますます多くの人々が、イエス・キリストこそ父である神が遣わしてくださった救い主であり、神の子であるという事実を知るようになり、イエスとイエスの弟子となった多くの人々と共に、創造主である神が定めた人生の完成に向かって歩むことができますように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたは聖ドマス西と十五人の同志を聖霊によって強め、
キリストのあかしとして苛酷な迫害に耐え、
殉教する力をお与えになりました。
聖人たちの殉教を記念するわたしたちに、
信じるために必要な謙虚さと
信じたことを宣言する勇気をお与えください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

 

復活節第5水曜日 (ヨハ15,1-8)

「わたしにつながっていながら、実を結ばない枝はみな、父が取り除かれる。しかし、実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる。」ヨハ15,2

私たちがイエスと繋がるのは、自分たちだけが豊かに生きるためではなく、父である神が、私たちをとおして他の人々にもご自分の命と愛を伝えるためなのです。

私たちは、イエスに対する信仰と愛をはじめ、頂いているすべての恵みを他の人と分かち合うことによって、ますます多くの人が神の愛と命を受け入れると同時に、私たちのイエスとの繋がりが深まっていきますように祈りましょう。

聖なる父よ、
信じる者の心を、いつもあなたに引き寄せてください。
不信仰のやみから解放された人びとが、
真理の光の中を歩むことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

復活節第5火曜日 (ヨハ14,27-31a)

「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。心を騒がせるな。おびえるな。」ヨハ14,27

イエスが私たちに与えてくださる平和とは、すべての人々が神を愛し、互いに愛し合うという状態です。つまりこの平和とは、創造のわざの完成、神の国の約束の成就なのです。

愛に最後まで忠実に生きたがゆえに殺されたキリストを、復活させてくださったことによって、愛の真の力を現してくださった神は、必ずご自分のわざを完成させ、与えてくださった約束を実現してくださるという希望に強められて、愛に逆らう力が、愛よりも力強く見えたとしても、神に信頼して、神の働きに協力することができますように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたは御子キリストの復活によって、
わたしたちを神の子のいのちにあずからせてくださいます。
神の民の信仰と希望を強めてください。
あなたの約束を信じ、
試練に打ち勝つことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

年間第24土曜日 (ルカ8,4-15)

「良い土地に落ちたのは、立派な善い心で御言葉を聞き、よく守り、忍耐して実を結ぶ人たちである。」ルカ8,15

イエス・キリストが宣べられた神の言葉は、必ず、誰も想像もつかないほど素晴らしくて、豊かな実を結びますが、一人ひとりがこの実を味わうことになるかどうかということは、一人ひとりがこの言葉にどのように応えるかということにかかっているものなのです。

ますます多くの人々が心を開いて神の言葉を受け入れ、それに従って愛と平和のうちに生きることによって、御言葉が結ぶ実りを永遠に味わうことができますように祈りましょう。

すべてを治められる神よ、
あなたに祈り求める民を顧み、
尽きることのないいつくしみを注いでください。
あなたの似姿に造られた人々が救いの恵みを受け、
新しいいのちのうちに歩むことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

年間第24木曜日 (ルカ7,36-50)

「この人が多くの罪を赦されたことは、わたしに示した愛の大きさで分かる。」ルカ7,47

神に罪をゆるしていただくとは、犯した罪によって傷付けた、または破った、神との絆を回復していただいて、神との交わりに再び受け入れていただくことです。つまり、罪を本当にゆるしていただいた人は、神との正しい関係に生き、神の心に適う生き方をするようになるわけです。

私たちは、自分の考え方や気持ちを頼りにすることなく、自分の生き方、特に他の人に対する自分の態度によって、神との正しい関係に生きているかどうかを見分けて、必要に応じて神のゆるしを願い、それを受け入れていただくことができますように祈りましょう。

すべての民の救いを望まれる神よ、
あなたは韓国の人びとをご自分の民とするために
不思議な道によって信仰に招いてくださいました。
また百三名の殉教者のあかしによって
この地の教会の土台を固めてくださいました。
聖人たちの模範と取り次ぎに支えられて、
わたしたちも死に至るまで
あなたのことばに従って生きることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。