復活節第4月曜日B年C年 (ヨハ10,1-10)

「はっきり言っておく。羊の囲いに入るのに、門を通らないでほかの所を乗り越えて来る者は、盗人であり、強盗である。門から入る者が羊飼いである」ヨハ10,1-2

  私たちの生活をもっと楽しく、もっと快適に、もっと健康的に、もっと豊かなものにすると約束している人は、殆どの場合、ただ私たちを利用して、自分の利益だけを求めていますが、私たちに永遠で豊かな命を与えると約束してくださったイエスは、私たちのために、ご自分の命をささげてくださったのです。

自分の利益よりも私たちの善を求め、ご自分の命よりも私たちの命を大切にしておられるイエスに信頼して、イエスに自分の人生を完全にゆだねることができますように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたは、倒れていた世界を、
ひとり子のへりくだりによって立ち上がらせてくださいました。
罪のきずなから解放されたわたしたちを喜びで満たし、
永遠のいのちに導いてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

 

復活節第3水曜日 (ヨハ6,35-40)

「父がわたしにお与えになる人は皆、わたしのところに来る。わたしのもとに来る人を、わたしは決して追い出さない。わたしが天から降って来たのは、自分の意志を行うためではなく、わたしをお遣わしになった方の御心を行うためである。」ヨハ6,37-38

  イエスは、ご自分のもとに来る人を、どんな人であっても受け入れてくださいます。それは、自分の利益ばかりを求める人であっても、罪を犯してきたことによってこの罪の対象に執着していて、正しい生き方や他人を愛することができない人であっても、必ず受け入れられるのです。ですから、誰でも安心してイエスのもとに近づけばいいのです。けれども、イエスが与えてくださる最高の賜物を受け入れることができるためには、開かれた心、つまり自分の価値観や自分の望み、また、人間関係や自分の生き方を、変える覚悟を持つ必要があるのです。

私たちはイエスと共に生き、イエスに従うことによって、イエスの働きを承諾し、自分自身を少しずつ変えることをイエスに承諾することができますように祈りましょう。

世界を治められる神よ、
あなたの家族を顧みてください。
信仰の恵みを受けた人々が御子イエスの復活にあずかり、
終わりなく生きることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

復活節第2火曜日 (ヨハ3,7a.8-15)

「天から降って来た者、すなわち人の子のほかには、天に上った者はだれもいない。そして、モーセが荒れ野で蛇を上げたように、人の子も上げられねばならない。それは、信じる者が皆、人の子によって永遠の命を得るためである。」ヨハ 3,13-15

 イエス・キリストの十字架上の死は、人類の歴史の中で起こった最も大きな悪なのです。父である神が、この恐ろしい悪が起こるのを許してくださったのは、キリストの苦しみと死、また、イエスの復活によって、自分の愛の偉大さを示すことができる、また、この愛によって多くの人々をご自分のもとに引き寄せることができると、知っておられたからです。

ますます多くの人々が、キリストの死と復活において、私たちの罪や死よりも力強い神の愛の偉大さを見出すことができますように。そしてこの愛に憧れて、父である神のもとに近づくことができますように祈りましょう。

全能の神よ、
わたしたちを世に遣わしてください。
復活された主・キリストをあかしする者となり、
復活の喜びをすべての人と分かち合うことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

4月24日 復活節第2月曜日 (ヨハ3,1-8)

「イエスはお答えになった。『はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。肉から生まれたものは肉である。霊から生まれたものは霊である。』」ヨハ 3,5-6

「霊から生まれる」とは、宇宙万物の創造主である神の霊、つまり神の命と愛を受け入れることによって、神の子どもになることなのです。神には、人をご自分の子どもにする方法が沢山あると思いますが、私たちに知らせた方法というのは、洗礼を受けることなのです。

ますます多くの人が洗礼を受けることによって、神の子どもになるように、そして神の子どもとして生きることによって、ますます神の心に適う子どもとなり、神の命と神の愛に永遠にあずかって生きることができますように祈りましょう。

全能永遠の神よ、
あなたを父と呼ぶわたしたちが、
いつも神の子どもとして歩み、
約束された国に入ることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

復活節第2主日(いつくしみの主日) (ヨハ20,19-31)

「神を愛するとは、神の掟を守ることです。神の掟は難しいものではありません。神から生まれた人は皆、世に打ち勝つからです。世に打ち勝つ勝利、それは私たちの信仰です。」1ヨハ5,3-4

  2000年前から、数え切れないほど多くの人々が、復活されて生きておられる主イエスと出会っています。主イエスと出会うことは、神のいつくしみ深い愛と出会うことですので、この出会いはこの人たちの心を変えるのです。イエスとの出会いで心を変えられた人たちは、神の愛を他の人たちに語ろうとします。しかし、この人たちが話す言葉よりも、彼らの生活の仕方、つまり、イエスのような彼らの生き方が、神の愛の力強い証しとなっています。

この人たちの証しを受け入れる人は、イエスの姿を見たことがなくても、イエスの声を聞いたことがなくても、イエスが本当に生きていると信じるようになるし、イエスに信頼し、イエスを愛するようになります。結果的にこの人たちも、イエスが示した生き方を身に付けるようになります。こうして、キリスト教的な共同体が発展し、神の民が成長していくのです。

この共同体は、ただ互いに愛し合って、楽しく生きるために生まれるのではなく、共同体として、イエスが生きておられることを宣べ伝え、神のいつくしみ深い愛を証しするという使命を与えられています。私たちは、生きておられるキリストを中心にして、イエスの教えに従って生きようとすることによって、この使命を果たすことができますように祈りたいと思います。

あわれみ深い神よ、あなたは、
キリストのとうとい血によってわたしたちをあがない、
水と聖霊によって新しいいのちを与えてくださいます。
年ごとに主の復活を祝うわたしたちが洗礼の恵みを深く悟り、
信仰に生きることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。