復活の土曜日 (マコ16,9-15)

「その後、彼らのうちの二人が田舎の方へ歩いて行く途中、イエスが別の姿で御自身を現された。この二人も行って残りの人たちに知らせたが、彼らは二人の言うことも信じなかった。」マコ16,12-13

人間が救いの恵みを受け入れるのは、復活して生きておられるイエスを見ることによるのではなく、イエスを信じて、イエスに忠実に従うことによるものなのです。

イエスは、一人ひとりに合わせて、一人ひとりにもっとも相応しい仕方によって、信仰を与えてくださいますので、ますます多くの人が心を開いて、他の人の体験を妬むことなく、イエスが与えてくださる信仰の恵みを受け入れることによって、イエスと結ばれ、イエスと共に生きるようになりますように祈りましょう。

救いの源である神よ、
あなたは恵みを注いで、信じる民を増やしてくださいます。
洗礼によってあなたの家族に加えられた人々を顧み、
永遠のいのちの喜びで満たしてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

復活第2週

 8日(日) 復活節第2主日 (神のいつくしみの主日)

 9日(月) 神のお告げ(祭)

10日(火) 復活節第2火曜日

11日(水) 復活節第2水曜日 (聖スタニスラオ司祭殉教者(記))

12日(木) 復活節第2木曜日

13日(金) 復活節第2金曜日(聖マルチノ一世教皇殉教者)

14日(土) 復活節第2土曜日

 

 

復活の金曜日 (ヨハ21,1-14)

「イエスは言われた。『舟の右側に網を打ちなさい。そうすればとれるはずだ。』そこで、網を打ってみると、魚があまり多くて、もはや網を引き上げることができなかった。イエスの愛しておられたあの弟子がペトロに、『主だ』と言った。シモン・ペトロは『主だ』と聞くと、裸同然だったので、上着をまとって湖に飛び込んだ。」ヨハ21,6-7

今日の福音が描いている、使徒たちの体験が示しているように、復活したイエスは、約束通りにいつも共にいてくださいますが、そのことが分からなくて、自分の力だけを頼りにするならば、良く慣れている仕事でさえも望んでいる実を結びません。けれども、イエスの言葉に従って行う仕事は、期待以上に素晴らしい実を結ぶのです。

私たちがいつもイエスの言葉に従って働くことができますように。そしてこの働きがもたらす実をとおして、復活したイエスが一緒にいてくださること、また、一緒に働いてくださることを実感し、私たちも他の多くの人々もイエスによって養われますように祈りましょう。

全能、永遠の神よ、あなたは
御子キリストの死と復活によって、
和解の恵みを与えてくださいました。
信仰をもって祝うこの神秘が、
日々の生活に実りをもたらすものとなりますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

復活の木曜日 (ルカ24,35-48)

「イエスは言われた。『わたしについてモーセの律法と預言者の書と詩編に書いてある事柄は、必ずすべて実現する。これこそ、まだあなたがたと一緒にいたころ、言っておいたことである。』」ルカ24,44

復活したイエスは、メシアの死と復活について語った旧約聖書の預言者の言葉に、度々弟子たちの目を向けました。恐らくそれは、弟子たちが旧約聖書を読むことによって、イエスの死と復活の意義をますます深く理解することを求めたから、また、ご自分の死と復活によって罪のゆるしをもたらしたということ、つまり人類と神の和解を実現したということの理解を求めたからです。

私たちも使徒たちと同じように聖書を読み、神の言葉を黙想することによって、イエスの死と復活の神秘をより深く理解することができますように。そしてイエスの死と復活がもたらした罪のゆるしを受け、神との正しい関係に生きることによって、神との和解を宣べ伝えることができますように祈りましょう。

いつくしみ深い父よ、あなたは
諸国の民をご自分のもとに集めてくださいます。
洗礼の泉で新たに生まれた人々が、
同じ信仰に結ばれ、同じ愛に生きることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン

復活の水曜日 (ルカ24,13-35)

「二人が、『一緒にお泊まりください。そろそろ夕方になりますし、もう日も傾いていますから』と言って、無理に引き止めたので、イエスは共に泊まるため家に入られた。一緒に食事の席に着いたとき、イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱え、パンを裂いてお渡しになった。すると、二人の目が開け、イエスだと分かったが、その姿は見えなくなった。」ルカ24,29-31

弟子たちは、イエスについてただ自分たちだけで考えたり、論じ合ったりしていたときに、イエスのことが分からずに、イエスが示した道を歩むことができませんでした。けれども、復活したイエスの言葉に耳を傾けて、イエスと食卓を囲むことにより、イエスのことがやっと分かるようになったし、与えられた使命を果たすこともできるようになったのです。

私たちは、神の言葉である聖書を読んだり、秘跡にあずかったりして、生きておられるイエスと接することによって、イエスのことをより深く理解し、イエスとより強く結ばれ、イエスと共に歩むことによって、イエスが成し遂げられた救いのわざがもたらす恵みを、他の人に伝えることができますように祈りましょう。

聖なる父よ、あなたは、
御子キリストによって新しい希望を世にお与えになりました。
主の復活を年ごとに祝うわたしたちが、
永遠の喜びへの道を力強く進むことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

復活の火曜日 (ヨハ20,11-18)

「イエスは言われた。『わたしにすがりつくのはよしなさい。まだ父のもとへ上っていないのだから。わたしの兄弟たちのところへ行って、こう言いなさい。「わたしの父であり、あなたがたの父である方、また、わたしの神であり、あなたがたの神である方のところへわたしは上る」と。』」ヨハ20,17

イエスとの関係は、いくら素晴らしいものであっても、さらにそれ以上に素晴らしくすることのできるものです。今までのイエスとの関係だけで十分だと思っても、それに執着することなく、この関係が発展するために、それをいつでも手放す覚悟をもつ必要があります。

私たちはイエスを信頼して、指し示された道を歩み、与えられている使命を果たしながら、今までいただいた恵みに忠実に生きることによって、いろいろな思い込み、想像や期待から解放されて、ますます深まるイエスとの交わりの恵みを受け入れることができますように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたは、御独り子の復活によって、
わたしたちに救いをもたらしてくださいました。
あなたの民にいつも恵みを注ぎ、
神の子の自由と喜びのうちに歩ませてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

復活の月曜日 (マタ28,8-15)

「婦人たちは、恐れながらも大いに喜び、急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために走って行った。すると、イエスが行く手に立っていて、『おはよう』と言われたので、婦人たちは近寄り、イエスの足を抱き、その前にひれ伏した。」マタ28,8-9

婦人たちはイエスの復活を知らせた天使の言葉を信じて、この良い知らせを弟子たちに伝えるために走っていた時、生きているイエスご自身に出会いました。この出会いによって、すでに信仰によって受け入れた事実を体験したのです。

イエスが復活して、生きておられることを信仰によって知った私たちは、この信仰に生き、イエスから与えられた使命を果たすことによって、イエスとの絆を強め、ますます生き生きとした交わりのうちに生きることができますように祈りましょう。

恵み豊かな神よ、
あなたは、洗礼によって教会に新しい子どもを与え、
神の民を成長させてくださいます。
わたしたちがこの秘跡の恵みのうちに、
いつも喜びをもって生きることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

6月3日 復活節第7土曜日 (ヨハ21,20-25)

「イエスのなさったことは、このほかにも、まだたくさんある。わたしは思う。その一つ一つを書くならば、世界もその書かれた書物を収めきれないであろう。」ヨハ21,25

   イエス・キリストが洗礼を受けられてから、十字架上で亡くなられた時まで、わずか3年と数ヶ月の間に活動をされただけなのですから、福音記者聖ヨハネは、その時のイエスがなさったことをすべて記録しようと思ったならば、十分にできたはずです。けれどもヨハネは、実際にそれだけではなく、復活された後にも働き続けておられるイエスがなさることと、その意義も伝えようとしたので、確かにそれらすべてを書きとめることは不可能だということになるわけです。

私たちは心を開いて、生きておられるイエスに従い、ペトロとヨハネのように、与えられた使命を果たすことによって、イエスの働きの素晴らしさと偉大さを他の人々に現すことができますように祈りましょう。

全能の父よ。
復活節を通して、
御子イエスの受難と栄光の神秘を祝ったわたしたちが、
日々の生活の中で、
その喜びに生きることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

6月2日 復活節第7金曜日 (ヨハ21,15-19)

「イエスは言われた。『わたしの羊を飼いなさい。はっきり言っておく。あなたは、若いときは、自分で帯を締めて、行きたいところへ行っていた。しかし、年をとると、両手を伸ばして、他の人に帯を締められ、行きたくないところへ連れて行かれる。』」ヨハ21,17-18

イエスに対するペトロの愛がまだ未成熟であったときに、ペトロは自分の欲望や恐れなどのような感情に左右されていて、イエスに忠実に従いたいと望んでも、従うことができませんでした。ペトロの愛が成熟したとき、ペトロは自由になって、やっと自分の心の望み通りに、イエスに最後まで忠実に従うことができるようになったのです。

私たちはペトロに倣って、失敗しながらもイエスから与えられた使命を力の許す限り果たすことによって、愛において成長し、一層忠実にイエスに従うことができますように祈りましょう。

永遠の父よ、
あなたは、御子キリストの昇天の後、
約束された聖霊を送って、
永遠のいのちの門を開いてくださいました。
この偉大な神秘にあずかるわたしたちが、
信仰を深め、
心をこめてあなたに仕えることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

6月1日 復活節第7木曜日 (ヨハ17,20-26)

「わたしは御名を彼らに知らせました。また、これからも知らせます。わたしに対するあなたの愛が彼らの内にあり、わたしも彼らの内にいるようになるためです。」ヨハ 17,26

  父である神と等しい方である神の御ひとり子は、ご自分が父である神によって愛されているように、無に等しい存在である私たちも、同じように父である神によって愛されていることを、ご自分の命、しかも神の御ひとり子であるご自分の命をかけてくださるほど、知ってほしいと望んでおられるのです。

イエス・キリストの犠牲が無駄にならないように、そして、御ひとり子を私たちに与えてくださった神ご自身の愛が無駄にならないように、私たちはできる限り心を開いて神の愛を受け、この愛に生きることによって、ますます多くの人々にこの愛を知らせ、伝えることができますように祈りましょう。

万物の造り主である神よ、
わたしたちを聖霊のたまもので満たし、
力づけてください。
いつもみこころにかなうことを求め、
み旨を行う者となることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。