復活節第3主日A年 (ルカ24,13-35)

「そこで、イエスは言われた。『ああ、物分かりが悪く、心が鈍く預言者たちの言ったことすべてを信じられない者たち、メシアはこういう苦しみを受けて、栄光に入るはずだったのではないか。』そして、モーセとすべての預言者から始めて、聖書全体にわたり、ご自分について書かれていることを説明された。」ルカ24,25-27

救いの決定的な出来事が起こったエルサレムからエマオに逃げていた弟子たちは、人類の歴史において最も偉大な出来事、すなわちキリストが救いのわざを成し遂げておられたことを体験しても、何も分からなかったし、その出来事の偉大さを少しも感じることなく、彼らの心は恐れと絶望感に満たされていたのです。

彼らが神の賜物であったこの素晴らしい体験を全く無駄にしてしまったのは、この出来事をモーセと預言者、つまり神の言葉に基づいて理解する代わりに、自分たちの勝手な期待や想像、また、手前勝手な考えに基づいて理解しようとしていたからです。その彼らは、神の言葉に基づくイエスの説明を聞いたときに心が燃え始め、イエスと共に食事をしたことによって、自分たちの人生の中で体験した神の働きを初めて理解することができました。それゆえに、彼らは絶望感と恐れから解放されて、大きな喜びと勇気で満たされたのです。

私たちは、感謝の祭儀の中で神の言葉を聞き、イエスと食卓を囲みますので、ミサに参加することによって、この弟子たちと同じような体験をすることができます。私たちは、いつもイエスと共に歩みながら、神の言葉に耳を傾け、イエスの教えに基づいて自分たちの体験や世界で起こっている様々な出来事を理解することによって、いろいろな不安や患いから解放され、いつも大きな喜びと希望で満たされますように祈りましょう。

すべてを導かれる神よ、
教会は新しい民を迎えて若返り、
喜びに満たされています。
あなたの子どもとなる恵みを受けたわたしたちが、
感謝のうちに救いの完成を待ち望むことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。