「主はほかに七十二人を任命し、ご自分が行くつもりのすべての町や村に二人ずつ先に遣わされた。そして、彼らに言われた。『収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。』」ルカ10,1-2
毎年と同じように今年も、キリスト教の歴史において最も優れた宣教師であった聖パウロの回心の祝日に続き、聖パウロの弟子であった聖テモテと聖テトスの記念日を祝います。教会がこのように祝日を並べることによって、また、今日のために定めた聖書の朗読によって私たちに伝えたいのは、宣教活動は個人の作業ではなく共同作業であり、大切なのは、いただいた信仰を次の人に、次の世代に伝えることであるということなのです。
信仰が2000年にも渡って私たちに伝わってきたことを感謝しながら、私たちもこの信仰を自分の行いと言葉によって、次の世代に伝えることができますように祈りましょう。
恵み豊かな神よ、 あなたは聖テモテとテトスに、 使徒にふさわしい知識と勇気をお与えになりました。 聖人の祈りに支えられるわたしたちが、 正義と愛をもって生き、永遠の国に迎えられますように。 聖霊の交わりの中で、 あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、 わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。