5月25日 復活節第6木曜日 (ヨハ16,16-20)

「はっきり言っておく。あなたがたは泣いて悲嘆に暮れるが、世は喜ぶ。あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる。」ヨハ16,20

人間が誰かを愛するようになると、相手の苦しみが自分の苦しみになります。また、この人と一緒にいることができないとか、話をすることができないというようなことも苦しみをもたらします。このような、愛に伴う苦しみを避けるために、愛そのものを諦める人が大勢いるようですが、苦しみの中にも愛にとどまる人の愛だけが完成されるのです。

愛によってイエスと結ばれた私たちは、どんな状況においてもこの愛に忠実に生きることができますように。そして、私たちの愛が完成され、この世が知らない喜びの内に、イエスと共に永遠に生きることができますように祈りましょう。

全能の神よ、
救いの恵みにあずかったあなたの民を顧みてください。
主の復活を喜び、
いつも感謝のうちに生きることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

5月24日 復活節第6水曜日 (ヨハ16,12-15)

「その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである。その方はわたしに栄光を与える。」ヨハ16,13-14

   イエスを知るために神の言葉である聖書を読むこと、読んだことの理解を深めるためにそれを黙想したり、それについて勉強したりすることが大事ですが、決定的なのは、イエスが遣わしてくださった聖霊を受け入れ、聖霊の導きに従うことなのです。

私たちは、理解したことや、正しいと思って神の望みであると信じたことを実行することによって、聖霊の導きに従うことができますように祈りましょう。

万物を治められる神よ、
御子イエスの復活を祝うわたしたちを顧みてください。
救い主が再び来られる時、
すべての聖人とともに喜び迎えることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

5月23日 復活節第6火曜日 (ヨハ16,5-11)

「実を言うと、わたしが去って行くのは、あなたがたのためになる。わたしが去って行かなければ、弁護者はあなたがたのところに来ないからである。わたしが行けば、弁護者をあなたがたのところに送る。その方が来れば、罪について、義について、また、裁きについて、世の誤りを明らかにする。」ヨハ16,7-8

   イエス・キリストが遣わしてくださった聖霊は、神の愛についての真理だけではなく、私たちの罪をも表してくださっていますので、聖霊の働きは私たちの内に喜びだけではなく、悲しみをも呼び起こすのです。

私たちは、聖霊のすべての働きに協力することによって、あらゆる罪や執着、また他のすべての妨げから解放されて、神の愛と命を受け入れることができますように祈りましょう。

すべてを導かれる神よ、
教会は新しい民を迎えて若返り、
喜びに満たされています。
あなたの子どもとなる恵みを受けたわたしたちが、
感謝のうちに救いの完成を待ち望むことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

5月22日 復活節第6月曜日 (ヨハ15,26—16,4a)

「人々はあなたがたを会堂から追放するだろう。しかも、あなたがたを殺す者が皆、自分は神に奉仕していると考える時が来る。彼らがこういうことをするのは、父をもわたしをも知らないからである。」ヨハ16,2

人間を創造し、人間に命をお与えになった神は、この人間をご自分の御ひとり子を与えるほど愛しておられます。それにもかかわらず、人に害を与えたり、人を殺したりすることによって神に奉仕すると思う人が、現在も大勢います。この人たちは、どれほど神を知らないのでしょうか。そして、どれほど神から離れているのでしょうか。

私たちは、キリストによって神に近づき、神との交わりを深めることによって、父である神が本当にお望みになることを行い、神を証しし、神の真の姿を現すことができますように祈りましょう。

いつくしみ深い神よ、
復活節の典礼にあずかるわたしたちが、
その恵みを豊かに受け、
信仰の喜びを人びとに伝えることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 

5月20日 復活節第5土曜日 (ヨハ15,18-21)

「世があなたがたを憎むなら、あなたがたを憎む前にわたしを憎んでいたことを覚えなさい。あなたがたが世に属していたなら、世はあなたがたを身内として愛したはずである。だが、あなたがたは世に属していない。わたしがあなたがたを世から選び出した。だから、世はあなたがたを憎むのである。」ヨハ15,18

  イエスは真の愛に生き、真の愛を伝えることによって、偽りの愛で満足しようとしている人や、自分の利益だけを求める権力者に挑戦することになったので、この人たちに憎まれて、苦しめられました。私たちは、自分の人生がイエスと結ばれ、イエスと同じように真の愛に生きるならば、イエスの喜びだけではなく、イエスの苦しみにもあずかることを覚悟する必要があるのです。

私たちは、周りの人の反応によって左右されることなく、自信ではなく確信を持って(自分の力を信じるのではなく、イエスの力に信頼して)、イエスの道を歩み続けることができますように祈りましょう。

いつくしみ深い父よ、あなたは、
信じる人々を洗礼によって神の子どもとしてくださいます。
キリストの復活のいのちにあずかるわたしたちを、
神の国の完成に導いてください。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

5月21日 復活節第6主日A年 (ヨハ14,15-21)

「わたしの掟を受け入れ、それを守る人は、わたしを愛する者である。わたしを愛する人は、わたしの父に愛される。わたしもその人を愛して、その人にわたし自身を現す。」ヨハ14,21

愛そのものは、形のないものですので、愛している人が自分の愛を表現しない限り、誰もこの愛を知ることができません。けれども、愛されている人は、愛されていることを認識するために、この表現を愛の表現として受け取らなければならないのです。

父である神は数えきれないほど多くのしかたで、私たちに対するご自分の愛を表してくださいます。この世界と私たちを創造してくださったこと、絶えず私たちの命を支えてくださることは、神の愛の表現です。神の愛のもっとも完全な表現というのは、イエス・キリストです。イエスの教えだけではなく、イエスの生き方、イエスの死と復活は、父である神の愛の素晴らしさと偉大さを現しています。イエスが遣わしてくださった聖霊もご自分の働き、特にキリストの神秘的な体である教会を生かし導くこと、神の言葉である聖書を私たちに与え、聖書の言葉をとおして私たちに語り、私たちの暗闇を照らし、慰め、癒し、力付けることによって、神の愛を現してくださるのです。

神はご自分の愛を、それ程までに強く表現しておられるにも関わらず、誰かがまだ神の愛を知らずに、神に愛されていることを認識していないとするならば、それは、自分の目や耳、特に自分の心を開いていないということになるのです。

ますます多くの人が神の愛の表現を読み取ることによって、神の愛を知るようになり、この愛を受け入れ、愛に生きることによって、自ら他の人のために神の愛のしるしになりますように祈りましょう。

全能の、神である父よ、
復活された主イエスの記念を真心こめて祝います。
この喜びを、
わたしたちが日々の生活の中に保つことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

5月19日 復活節第5金曜日 (ヨハ15,12-17)

「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。」ヨハ15,12

イエスの掟とは、私たちがイエスご自身に倣って生きること、つまり、イエスと同じように愛に根差して生きることなのです。私たちが既に受け入れた愛を実践することによってこの愛は成長し、やがて完成されますように祈りましょう。

互いに愛し合う人々は、この愛によって結ばれています。愛が完成されたら、愛の絆も完成されますので、愛し合う人々は一つになるのです。イエスがいつも父である神と心を一つにすることができたのは、父である神を完全に愛していたからです。イエスは、同じように私たち一人ひとりと愛によって結ばれること、そしてやがて一つになることを、求めておられるのです。

私たちは、イエスに忠実に従うことによって、つまり自分の意志や望み、自分の心をイエスの心に合わせることによって、ますます深くイエスと結ばれて、完全な一致に向かって歩むことができますように祈りましょう。

全能の神よ、
主の死と復活を記念して祈ります。
わたしたちが、日々過越の神秘を生き、
救いの喜びに導かれますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

5月18日 復活節第5木曜日 (ヨハ15,9-11)

「これらのことを話したのは、わたしの喜びがあなたがたの内にあり、あなたがたの喜びが満たされるためである。」ヨハ15,11

  罪がもたらす喜びは、雷のように、大きなエネルギーをやかましく発散し、しばらくの間、暗い空を照らしても、すぐに消えて、もっと深い暗闇を残すようなものです。けれども、善の行い、真の愛がもたらす喜びは、青空に輝く太陽のように、全体を照らし、暖めるようなものなのです。

私たちは、いつもイエスに向かって心を開き、イエスと共に、イエスのように生きることによって、イエスご自身の喜びにあずかり、この喜びを出会う人々に伝えることができますように祈りましょう。

父である神よ、
あなたは罪のみじめさの中からわたしたちを救い、
まことの幸せに導いてくださいます。
信仰によって義とされた人々が、いつも恵みに支えられ、
生涯、キリストに従って生きることができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

5月17日 復活節第5水曜日 (ヨハ15,1-8)

「わたしにつながっていながら、実を結ばない枝はみな、父が取り除かれる。しかし、実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる。」ヨハ15,2

私たちがイエスと繋がるのは、自分たちだけが豊かに生きるためではなく、父である神が、私たちをとおして他の人々にもご自分の命と愛を伝えるためなのです。

私たちは、イエスに対する信仰と愛をはじめ、頂いているすべての恵みを他の人と分かち合うことによって、ますます多くの人が神の愛と命を受け入れると同時に、私たちのイエスとの繋がりが深まっていきますように祈りましょう。

聖なる父よ、
信じる者の心を、いつもあなたに引き寄せてください。
不信仰のやみから解放された人びとが、
真理の光の中を歩むことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

5月16日 復活節第5火曜日 (ヨハ14,27-31a)

「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。心を騒がせるな。おびえるな。」ヨハ14,27

イエスが私たちに与えてくださる平和とは、すべての人々が神を愛し、互いに愛し合うという状態です。つまりこの平和とは、創造のわざの完成、神の国の約束の成就なのです。

愛に最後まで忠実に生きたがゆえに殺されたキリストを、復活させてくださったことによって、愛の真の力を現してくださった神は、必ずご自分のわざを完成させ、与えてくださった約束を実現してくださるという希望に強められて、愛に逆らう力が、愛よりも力強く見えたとしても、神に信頼して、神の働きに協力することができますように祈りましょう。

聖なる父よ、
あなたは御子キリストの復活によって、
わたしたちを神の子のいのちにあずからせてくださいます。
神の民の信仰と希望を強めてください。
あなたの約束を信じ、
試練に打ち勝つことができますように。
聖霊の交わりの中で、
あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。